ブログ|登美ヶ丘駅で歯科をお探しの方は有山おとなこども歯科まで

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虫歯予防!! どうして虫歯ができるのか??

2020年5月21日

こんにちは 院長の有山です

今回のブログは皆さんが知っているようで知らない『虫歯』についです

 

歯医者での治療は極力避けたいもので、できれば虫歯になりたくないですよね?

 

昔から虫歯予防には歯磨きだ!と指導されており

虫歯予防=歯磨きと考え一生懸命歯磨きを行ってくれています

 

でも実際に歯磨き上手でも虫歯ができる方が大勢います

 

はたして虫歯予防=歯磨きは正しいのでしょうか?虫歯が出来やすい人と出来にくい人で何か違いはあるのでしょうか?

 

虫歯の事が理解できれば<虫歯予防>の方法もわかってくると思います

 

そもそも虫歯とは口の中に存在する『虫歯菌』によって歯が溶ける病気の事を言います

つまり原因は『虫歯菌』です

 

虫歯菌は生後すぐの赤ちゃんの口腔内にはいませんが、保護者からの口移しや同じ食器の使用などによって感染していきます

 

では虫歯菌はどうやって虫歯を作るのでしょうか?

虫歯菌は口腔内に入ってきた糖質を代謝することで酸を産生し歯を溶かしていくのです

 

糖質とは

ショ糖(砂糖) 果糖(果物)

乳糖(牛乳、ヨーグルト)

炭水化物(米、パン、パスタ、うどん、イモ類)

これらに糖質が含まれています

 

つまり私たちが食べたり、飲んだりするもの大概が虫歯菌の餌になります

これらの糖質が口腔内に入ってくると虫歯菌たちは一斉に酸を放出し、歯を溶かしていきます

 

グラフは糖質が口腔内に入ってきた時のお口の酸性度合いを表したグラフです 

pH7が中性で数値が下がるほど酸性を表します

 

pH5.5を下回ると歯の表面のエナメル質が溶け出してきます

この歯が溶けることを『脱灰』と言います

口腔内に糖質が入ってくると、たちまち脱灰が起こり、その脱灰は20-30分継続します

ただし歯は溶け続けるだけでなく、溶出したミネラル分を再吸収する『再石灰化』も生じるため歯の形態を維持できているのです

 

この口の中を中性に戻す役割は『唾液』が担っています

 

規則正しい食生活習慣を行っていれば、図のように脱灰(ピンク)時間が少なく、再石灰化(青)時間が長いため虫歯にはなりません

しかしながら、間食や飲み物をダラダラ摂取していると、脱灰時間が多くなりすぎてしまいます

そうなると再石灰化が追いつかなくなり、歯に穴が開いてくるわけです

 

これは間食だけでなく飲み物もです

大人で多いのですが、仕事中に缶コーヒー(ブラック以外)がデスクの上に置いてあり一日中ちびちび飲む  

これは上のグラフを理解していればいかにリスクが高いかわかりますよね?

 

また飲食物を飲み込んでからようやく中性に戻っていくので、飴やガムのように長時間お口の中にとどまっているものはより脱灰時間が長くなります

 

あと寝ている間は唾液量が減少するので、寝る前の糖質摂取は脱灰時間の増加になります

 

 

このように口腔内の酸性度合い(脱灰、再石灰化)を意識し改善できれば、虫歯のリスクが大きく下がります

 

虫歯の多くは生活習慣病(一部例外もありますが)なので、生活習慣の改善が一番の予防になります

虫歯がよくできる方は何か生活習慣を見直してみてください!

 

その他虫歯予防に関しての情報は随時アップしていきます

 

有山おとなこども歯科 院長 有山誠人

 
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