健康な歯をつくる食事と栄養について
こんにちは。
生駒市鹿ノ台の「有山おとなこども歯科」です。
「歯に良い食品って何?」「カルシウムを取ればいいんじゃない?」
大切なお子さんの歯のために、保護者の皆さんは、日夜そんなことを一生懸命考えていらっしゃるのではないでしょうか?
実は、歯を健康にするためには、「てっとり早く、これさえ食べれば良い」というものはないのです。
栄養の偏りがないように、バランスよく何でも食べることが大切です。
今回はむし歯になりにくい健康な歯をつくるために、どんなことに意識して食事や栄養を摂っていけばいいのかお伝えします。
カルシウムは、日本人が不足しがちな栄養です。というのも日本の水は軟水のため、ミネラルをあまり含んでいないのです。
硬水が生活水になっている欧米などの地域では、飲料水や料理につかう水などから日常的にカルシウムなどのミネラルを補給できています。
日本ではそれができないので、ここ数十年にわたり、カルシウムの摂取量が常に推奨摂取量を下回っていることがわかっています。
歯や骨を作る主要成分であるカルシウムは、意識して摂取する習慣をつけましょう。牛乳や、チーズ・ヨーグルトなどの乳製品を組み合わせて食べるといいですね。
また、カルシウムの吸収率を高めるためにはビタミンDが必要です。
ビタミンDは、日光に当たることによって体内で生成されます。1日10分くらいでもいいので太陽の光に当たるようにすると良いですね。
特に、朝いちばんの光を浴びると、体内時計がリセットされて自律神経が整い、身体の機能が健やかに保たれます。
食品でビタミンDを取る場合は魚介類や、日干しのシイタケがおすすめ。干しシイタケは、調理前に日向ぼっこをさせてあげてください。ビタミンDの含有量が増えます。
歯の土台となる歯ぐきや、歯の内部の組織である象牙質をつくるのはコラーゲンです。その生成には、良質のタンパク質とビタミンCが必要です。
たまご、肉、魚、大豆製品、野菜、フルーツ、いも類などを食事メニューに取り入れ、良質なコラーゲンをつくりましょう。
歯ぐきの炎症や傷の修復に役立ち、イキイキとした組織をつくるのがビタミンB群です。豚肉、鶏肉、まぐろの赤身、玄米、そば、うなぎなどに豊富なので、偏りなくしっかり摂りましょう。
お子さんの食事と歯について、お悩みやお困りのことがございませんか?有山おとなこども歯科に、何でもご相談ください。
専門家の観点から、お子さんの歯の健康のために、バランスよく栄養を取れる食生活についてのアドバイスをいたします。
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