こどもの虫歯を放置するとどうなる?
2021年6月26日
こんにちは。
「乳歯がむし歯になっても失っても、永久歯が生えてくるから構わないのでは?」と思っていませんか?それは、とても危険な考え方です。
今回は、乳歯のむし歯を放置すると、どんなトラブルが起こるのか?ということと、お子さんのむし歯予防のために気を付けるといいことについてお伝えします。
乳歯は大人の歯よりも弱いため、むし歯になると悪化するのが早く、あっという間に歯の根っこまで達してしまいます。
そして、むし歯菌が膿になって、そこに溜まります。
乳歯の下で生えかわりを待っている永久歯は、その膿があるところから生えてくるため、生えてきたと思ったら既にむし歯になっていた、ということも少なくありません。
まだ生えかわりの時期ではないのに早くから乳歯を失ってしまうと、そこにスペースができてしまいます。
そのスペースが、永久歯の歯並びの乱れの原因になるのです。
歯は、空いているところに動いてきたり、倒れてきたりする特性があるため、大人になったらガタガタの歯並びになってしまうかもしれません。
乳歯のむし歯を放置すると、その時は思いもよらない悪影響を、お子さんの将来にまで及ぼしてしまう恐れがあるのです。
お子さんがむし歯になりやすいタイミングは、乳歯から永久歯に生え変わる時期です。
特に、6歳臼歯と呼ばれる乳歯の奥歯のさらに奥に生えてくる初めての永久歯には要注意です。
6歳臼歯は1年くらいかけて生えるため、最初は背が低く、生え始めていることに気付けない場合も。そのため、歯磨きがおろそかになりがちなのです。
小学校に入学して、お子さんが自分で歯磨きができるようになっても、歯磨きがきちんと行き届いているかどうか親御さんがしっかりとチェックしてあげてください。
そして、お子さんが小さい頃から歯科医院で定期検診を受ける習慣をつけることを、おすすめします。
むし歯予防に対する意識が高まりますし、歯医者への苦手意識もなくなります。お子さんが生涯を通じて歯を健康に保つために、とても役に立つことでしょう。
鹿ノ台 奈良県生駒市 歯医者 小児歯科 こどもの虫歯 定期健診 学研奈良登美ヶ丘