生まれる前から通う歯科医院のメリットについて
2021年6月6日
こんにちは。
有山おとなこども歯科です。
「生まれてくる赤ちゃんは、むし歯にさせないで健康に育てたい」。
親御さんなら、誰もがそう願っていることでしょう。
そのためにも、「赤ちゃんが生まれたら、早く歯科検診につれていこう」「いつ頃から歯医者さんに行けばいい?」と考えているかもしれませんね。
それなら、赤ちゃんが生まれてからではなく、生まれる前からむし歯予防を始めると効果的です。
赤ちゃんは、菌を持たない状態で生まれてきます。
ミュータンス菌などの虫歯をつくる原因菌も、最初は口の中にありません。生活を共にするうちに周りの大人から移るのです。特に、お母さんから移ることが非常に多いと明らかになっています。
そうはいっても赤ちゃんを無菌で育てることはできないので、いずれはむし歯菌が移ることにはなります。
それでも、その時期が遅ければ遅いほどむし歯になりにくい口内環境がつくられるのです。
その目安となるのが、生後1歳半~2歳半くらいまでの「感染の窓」が開く時期。3歳くらいまで赤ちゃんの歯をむし歯菌から守ることができれば、口内に存在するむし歯菌の数が少なくなるとされています。
赤ちゃんが将来むし歯になりにくい人に成長するためには、3歳くらいまでむし歯菌が移らない環境にしてあげることが大切なのです。
お母さんは、赤ちゃんが生まれる前に歯科検診を受け、むし歯があれば治しておきましょう。
特に妊娠中はホルモンバランスの影響で、口内環境が悪化しやすい時期です。
妊娠中は体調の問題もあって、なかなか通院が難しい時でもありますが、何とか体調が良い時を見計らって治療するようにしてください。
そして毎日の歯磨きで、しっかりとお口の衛生環境を守りましょう。
生まれてくる赤ちゃんのために、ぜひとも家族全員で、歯科検診と歯のクリーニングをしておくことをおすすめします。
奈良県 生駒市 精華町 鹿ノ台 学研奈良登美ヶ丘 マタニティ歯科