インプラントを長持ちさせる秘訣は?
2021年6月6日
こんにちは。
生駒市鹿ノ台の「有山おとなこども歯科」です。
失った歯の機能を補う人工歯「インプラント」は、歯の機能を補う選択肢の中でもピカイチともいえる治療法です。
そんな優れたインプラントですから、できるだけ寿命を延ばし、長く使い続けたいものですね。
今回は、インプラントの寿命はどれくらいなのか、また寿命を延ばすための秘訣あるのか、お伝えしたいと思います。
インプラントは長く使える人工歯ですが、どれくらい持つのでしょうか。
10年以上使えるケースが9割以上というインプラントですが、しっかりとお手入れをすれば、さらに寿命を延ばすことも可能です。
なかには、インプラントをつけてから生涯にわたり、40年以上も使い続けたという人もいます。
ただし、インプラントは歯周病に似た「インプラント周囲炎」という病気にかかりやすいという特徴があります。
インプラントは天然歯のような自浄作用がないので、隣の歯とのすき間や歯ぐきとの境い目に細菌のかたまりである歯垢が溜まると、周辺組織に炎症を起こしやすくなります。
悪化すると、歯ぐきや歯を支える骨が溶かされ、インプラントが抜け落ちてしまうこともあるので要注意です。
インプラント周囲炎を予防するために、毎日の歯磨きを徹底し、定期的に歯科医院へメンテナンスに訪れるようにしましょう。
インプラント周囲炎の予防を効果的に行うためには、歯ブラシ1本だけでは歯磨き不足になってしまいます。
1日1回以上は、デンタルフロスや歯間ブラシといった、歯と歯のすき間の汚れを掻き出すアイテムを取り入れた丁寧なブラッシングを行いましょう。
特に、就寝前の歯磨きを大切にしてください。
睡眠中は口内が乾燥していて、むし歯菌や歯周病菌が活発化する時間帯です。お口の中の細菌量を減らし、衛生的な環境にしてから就寝するようにしましょう。